全顎治療とは?
全顎治療とは、「お口のトータル治療」と言えます。虫歯や歯周病などを抱えているお口に対し、患部だけ治療する“対症療法”で対応するのではなく、お口全体を診ることで症状の原因そのものを突き止め、改善の糸口を模索する“根本的な治療”を行います。
「お口のトータル治療」と「適切な噛み合わせ」
歯科医院に来院される多くの方は、ここの歯が痛い、ここの歯が抜けた、ここの歯肉から出血がみられるといった、主訴で来院されます。もちろん、その痛みや症状を緩和することは重要ですが、その場限りの治療では、十分ではありません。
お口の中を車に例えてみましょう。
例えば、ボルトがゆるんでしまいタイヤがとれたとしましょう。
そのとき、とれてしまったタイヤ1本のみを点検しますか?
そのタイヤ1本のみをとりつけても、残りのタイヤも緩んだままかもしれませんし、怖くて車に乗れませんよね。車の全体を点検するでしょう。そして、車検を定期的に行い、壊れた場所がないか、こわれそうな場所がないかを確認し、必要があれば修理をします。
お口もこれと一緒です。症状がある場所だけでなく、お口全体を検査し、しっかりと治療をした上で、定期的に検診することが重要です。
お口の中の全体を診査した上で、主訴の部位だけでなく、これから先のお口におこりうる疾病(虫歯、歯周病など)を予防していかなければなりません。人の歯や歯周組織(歯肉や歯の周りの骨)は、一度ダメージを受けてしまうと、元通りにはなかなか戻りません。つまり、歯科でも予防がとても大切なのです。
これから、おこりそうな疾病に対してもあらかじめ先手を打っておくことでそれらを予防し、健康なお口を維持した方が良いのです。
全顎治療は、”お口のトータル治療”といわれています。虫歯・歯周病で崩壊してしまった歯をその部位だけでなく、全体的な治療を行います。
その治療内容は、補綴治療・インプラント・矯正治療・審美歯科・歯周治療など多岐にわたります。そして、適切な咬み合わせを再構築します。
”適切な噛み合わせ”とは、なんでしょうか。私も尊敬する桑田正博先生は、「Dentistry is occlusion」とよくおっしゃいます。occlusionとは、”咬合”即ち咬み合わせのことです。和訳すると、”歯科とは咬合である”となります。咬合は、歯科において非常に重要ということです。適切な咬合を回復することで、歯に余計な力や変な力過剰な力が加わりません。そのため、お口の健康を維持できるのです。それだけでなく、力のバランスがとれているため、偏頭痛や肩こり顎の痛みが改善されることもあります。
咬合診断とは
全顎治療のメリット
●虫歯・歯周病の予防ができる
●適切な咬み合わせにより、歯に余分力が加わらないため、お口の健康を維持できる
●偏頭痛や肩こり顎の痛みが改善することもある
●しっかりと咬むことができ、食事の楽しみが増える
●歯並びや歯の形がきれいになり、審美的である
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自費治療に関する注意事項
全顎治療
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費用(自費):治療内容により異なります。
期間・回数:治療内容により異なります。
副作用・リスク:治療内容により異なります。詳しくは歯科医師までご相談ください。