小児歯科について

PEDIATRIC TREATMENT

子どもは小さな大人ではありません

お子さんに成人と同様の考えを持って診療いたしません。子どもは成長していきます。我々の小児歯科での診療の目的は、健全な永久歯列を獲得し、長期にわたり天然歯を維持することです。お子さんそれぞれが違うペースで成長することを見据えて、診療を行っていかなければなりません。そのためには、適切な診断が必要になります。具体的には、まず虫歯を作らないこと。そのために、フッ素塗布・予防充填により虫歯になりにくい歯をつくります。次に、矯正治療。必要があれば、こどもの時期から矯正治療を行うことによって、健全な咬み合わせを確立し、歯磨きがしやすく、審美性にも優れた歯並びを目指します。このようにして、一生涯にわたり天然歯が維持しやすい環境づくりをしていきます。

当院の小児歯科のこだわり

CT・パノラマ・セファロによる適切な診断

歯科用CTというと、インプラント治療に用いられるイメージがありませんか。CTでは口腔内の歯や顎の状態、埋伏歯の状態を適切に把握でき診断に活用します。 sirona社のGALILEOSを導入しており、お子さんへの負担も少なく、効率的な撮影が可能です。 標準的な撮影での被曝量は45μSvです。日本人平均の自然放射線が年間約 2 . 1 mSvでありますので、被曝量は非常に少なく、お子さんでも安心して撮影することができます。 撮影時間は14秒で、放射線照射時間は2〜6秒と短く、被曝量を最小限になるよう設定されています。羽田福岡間片道1回の航空飛行搭乗とほぼ同等のクラスの低被曝線量です。

痛みの少ない治療

お子さんにとって、歯科医院は痛いところ、怖いところというイメージがしばしばもたれています。できるだけ、お子さんに不快な思いや、痛みを与えないためにも、痛みが少ない治療を心がけています。笑気麻酔やオーラスター電動麻酔器、歯根膜注射器の導入により、痛みや不安を緩和しております。

チャイルドスペース

待合室には、チャイルドスペースを設けております。絵本や漫画、おもちゃを備えております。テレビでDVDを楽しむこともでき、お子さんが待ち時間に飽きることなく遊べるようになっております。

矯正治療

診断の結果、矯正治療が必要な場合は矯正専門医による診療を行います。子どもの頃から健全な歯列を誘導することにより、より効率的で治療成績の高い矯正治療を行うことができます。

フッ素塗布・小窩裂溝充填による虫歯予防

乳歯や萌出してすぐの永久歯は、きわめて虫歯になりやすい状態です。乳歯は永久歯に生え変わりますが、乳歯が虫歯になると、永久歯にも悪影響を及ぼします。永久歯の歯質や歯並びが悪くなってしまいます。 加えて、お子さんご自身では適切なブラッシングを行うことができません。そこで、歯科医院でしっかりと予防することが必要となります。当院では、フッ素塗布による歯質の強化・小窩裂溝充填による虫歯のリスクの低下により、虫歯になりにくい歯を目指します。

個室による親子同時の歯科治療

当院には、個室の診療室もございます。また、各診療台はパーテーションで分けられており、お子さんとご一緒に診療をうけていただくことが可能です。各ユニットに装備しているTVモニターでビデオやDVDを視ることができます。お気に入りのマイDVDの持参にも対応いたします。診療室にはベビーカーものりいれることができます。赤ちゃんもお母さんの傍で安心です。