歯周治療の重要性と全顎治療
口腔内の疾患、特に歯牙と顎骨の問題では歯周病のことを避けて通ることが出来ません。例をあげると、顎骨は大地、歯槽骨は家の土台、歯は家に例えられます。むし歯や審美治療は家そのものの修理にあたり、歯周病とは、歯を支えている土台と大地の病気です。土台や大地がぐらぐらしている状態で豪邸をたてても、傾いたり崩れたりするのは明らかです。当然しっかり噛むこともできませんし、むし歯を治療して冠を被せたとしても長持ちせず、また新たな疾病を呼び込むことになります。
私たちは、歯を支える歯肉の部分とかみ合わせがきちんと整備されている状態をめざし、長期にわたって噛むことができる状態を実現していきます。ですから、むし歯の治療で来院された場合でも、そのむし歯だけの治療にとどまらず、かみ合わせは大丈夫か、土台の部分で歯周病が進行していないか、しっかりと見極めます。

健康な歯周組織と、歯周病のものを比べてみましょう。 歯周病が進行していくと、歯肉の腫れ・出血・歯がグラグラしてきます。
歯周病の原因は歯垢の中の細菌群
歯周病による全身疾患への悪影響
歯周病の基本的な治療方法
歯みがきの改善とプラーク・歯石の除去が歯周病の基本的な治療方法です。
歯周外科治療
進行した歯周病だと、基本歯周治療だけではなく外科的治療が必要となります